今回は京都亀岡にあるお宿「里山の休日 京都烟河」さんの宿泊記事です。ウェルカムピザ&ビールのサービスに始まり、ウォーキングバイシクル、卓球、バーなど無料でたくさんのおもてなしを受けることができます。また、夕食時にはたくさんの種類のお酒を飲み放題でいただけ、子供から大人までみんなが満足できるお宿でした。京都駅から電車で30分で亀岡駅に行けば、そのあとは送迎バスもあったので交通的にも大変行きやすいお宿でした。有名なトロッコ列車の駅にも送迎バスがあり、トロッコ列車を楽しみつつ温泉にまで入れるという素晴らしい立地です。2025年2月の訪問の際の記事になります。
こちらが非常に個人的な総評です。
総合 ★★★★ 立地 ★★★
お部屋 ★★★★ お風呂 ★★★★
夕食 ★★★★ 朝食 ★★★★
清潔感 ★★★★★ コスパ ★★★★★
接客 ★★★★★ 施設 ★★★★★
アクセス
交通機関の場合
電車の最寄駅は亀岡駅です。京都駅から山陰線(嵯峨野線)で約30分程で亀岡駅に到着します。亀岡駅からは公共のバスも出ておりますが、旅館の無料送迎バスが出ており、迎えに来ていただけます。また、トロッコ電車でトロッコ亀岡駅に行かれる方もいらっしゃると思いますが、トロッコ亀岡駅にも旅館の送迎バスが迎えに来ていただけます。トロッコ電車は1月、2月は運休ですのでご注意ください。無料送迎バスの時間は以下の通りです。後程詳細を記入しますが、16時までに到着しないとウェルカムピザをいただけません。ピザを食べたい場合、赤字の送迎バスに乗る必要があります。
迎え
亀岡駅(当日予約可能) 14:40、15:40、16:40、17:40
トロッコ亀岡駅(前日までに予約):14:30、16:30
送り
亀岡駅(当日予約可能) 9:10、10:10、11:10


自動車の場合
自動車の場合、京都から50分程、大阪から1時間程で旅館に到着です。無料の駐車場があります。
ウェルカムサービスとけぶりかわBARのおもてなし
アツアツ窯焼きピザサービス
烟河さんのサービスはウェルカムサービスから本気です。なんと熱々の釜焼きピザをチェックインしながらいただけます。しかもウェルカムドリンクでビールもいただけます。ピザとビールなんて最高すぎますね。母はこれを楽しみにこの日を生きてました。ピザの提供は15時から16時までなのでご注意ください。ピザはトマトのピザとチーズのピザの2種類で、1種類ずつ焼かれるのでどちらも食べたい場合は待つ必要がありました。1枚焼くのに1分しかかからないのでそれほどの待ち時間でもないのですが、15時にはピザ目当ての人が数十人はいるので結構待ちます。そしてお目当てのピザをいただけるか運要素が強いです。そこで関西親子からのお願いですが、ピザ窯をもう一台増やして両方のピザを同時に焼いて欲しいです。


お好みでピザにハチミツをかけられるのですがこれがまた美味しいです。夕食が食べられないと困るからと母は1枚、むすめは2枚いただく予定でしたが、美味し過ぎてあっさりと予定を変更し、気付けば1人4枚ずつ食べてました。母はビール、むすめはオレンジジュースを一緒に飲みました。これを楽しみにこの日を生きていた母もご満悦でした。
ちょっと脱線:お家で使える電気コンセントのピザ窯「電気式窯焼きマスター」ご紹介
こちらでも使用されているピザ窯、前から気になっていたものでこちらで見ることができ良かったです。こちらのピザ窯、なんと電気コンセントなのに450℃に加熱することができます。普通のオーブンだと250℃が最高温度だと思いますが、450℃に加熱することでカリカリの焼き上がりのピザが焼けちゃうのです。大きさは思った程大きくないのですが、極狭の我が家に置くにはちょっと大きいのでまだ購入していませんが、広い家に引っ越せたら一番に購入したいと考えています。広い家にお住まいの方はぜひこちらから購入ください。6万円くらいで購入可能でかなり人気のようです。
ビールも飲めるウェルカムドリンク(15:00-23:00、7:00-11:00)
烟河さんはウェルカムドリンクも本気です。到着してすぐにビール飲み放題です。天国ですね!その他のお酒も充実しており、レモンサワーやウイスキーなど種類豊富でした。もちろんソフトドリンクもあります。コーヒーやお茶、ジュース、コーラなどいただけます。朝はお酒はありませんが、ソフトドリンクは翌朝も飲み放題です。



おつまみも充実のけぶりかわバー(20:00-23:00)
夕食が終わった後もおもてなしサービスが続きます。お夜食としてお茶漬け、おつまみとしてお漬け物、ちょっとしたお菓子、小さいケーキなどもありました。夕食後、お腹がいっぱいでお茶漬けを食べられなかったのを母が本気で悔しがってました。20時から開始ですが、夕食が後半の部の場合、食事が終わるともう既にバーが始まっており、おつまみはあまり補充されないようなので、どうしても食べたい場合は夕食を前半の部にした方が無難です。



お部屋
お部屋タイプは6種類で、温泉露天風呂付スイート保豆山、露天風呂(プライベートサウナ)付スーベリア、スタンダード和室、デラックス和ツイン、スタンダード和ツイン、スタンダード和ダブルというラインナップになっています。今回我々が予約したのはスタンダード和ツインだったのですが、なんと露天風呂付スーベリアにアップグレードしていただきました。ダブルブッキングだったらしく謝っていただけたのですが、正直お礼を言いたかったです。温泉ではありませんが、露天風呂付きのお部屋です。


室内は白で統一された清潔なお部屋でとても気持ち良く過ごすことができました。次世代冷暖システム「F-CON」、人をダメにするという噂の「Yogibo Max」、次亜塩素酸 空間除菌脱臭機「ジアイーノ」など快適に過ごすための設備がいっぱいです。


そしてこのお部屋は露天風呂、サウナ付きです。ただし、こちらのお部屋のお風呂は温泉ではないので注意です。せっかく露天風呂付きのお部屋にしていただいたのでぜひ入らねばと思い、夕食前に一度入りました。アクティビティで疲れた体を癒やしつつ、アップグレードいただいた喜びに浸ってました。サウナはそこまで大きくないですが、専用サウナがあるのは嬉しいですね。室温は55℃から60℃で遠赤外線などの効果で身体の深部まで温まるのに身体への負担が少ないそうです。


露天風呂なので当たり前ですがバストイレ別です。きれいな洗面所とトイレがあります。



ウェルカムドリンクがあるにも関わらずお部屋にもたくさんドリンクがあります。コーヒーやお茶、ミックスジュース、トマトジュース、湯上がりサイダーなど、どんだけ飲ませてくれるのですかというくらいのドリンクがありました。


お菓子のきんつばもあり嬉しかったです。


お風呂セットもバッチリ完備です。湯足袋がおるのもお風呂上がりに助かりますね。



アメニティは雪肌精とFIESTAでした。こんなんなんぼあってもいいですからね〜。雪肌精を贅沢に顔に塗り込ませていただきました。リファのヘアオイルも2種類あり、ヘアケアもバッチリです。


アクティビティーで里山の休日を満喫
ウォーキングバイシクルで運動
時期によって内容は違うようですが、烟河さんはいつも何かしらのアクティビティを用意してくださってます。我々が訪問した時はウォーキングバイシクルでした。ビザをたくさん食べ過ぎてしまったので、運動をして夕食までにお腹を空かすという使命があります。そこでチェックイン後すぐウォーキングバイシクルを予約しました。予約できるのは30分です。普段試せないウォーキングバイシクルを試すことができて楽しかったです。


卓球台30分貸し切り無料
ウォーキングバイシクルの次は卓球でお腹を空かせます。こちら卓球台が2台あり、30分無料です。受付で予約し、ラケットとボールを借ります。混んでて使えないということもなく、希望の時間に予約できました。和室に卓球台が置いてあり、部屋同士が仕切られているので運動神経皆無のむすめもボールが隣に行くことを気にせず気兼ねなく遊べました。畳がめくれているのだけ少し気になりました。


けぶりかわ農園とヤギさん
烟河さんはお野菜を自家農園で作られてます。定期的に野菜の収穫体験なども開催されているようです。また、玄関横ではヤギさんが出迎えてくれました。来た時はピザに必死で全くヤギさんの存在に気づきませんでしたが、後でヤギさんを見て癒されていました。


お風呂
湯の花温泉を満喫(15:00-25:00、
京都にそれほど温泉のイメージはないかもしれませんが、実は京都にも湯の花温泉という温泉があります。古来より万病の治癒と除災除厄の湯と呼ばれ、京都の奥座敷として親しまれてきました。大浴場は内風呂と露天風呂の2種類です。内風呂は畳張りで和の雰囲気です。滑りにくくて良いかもしれません。露天風呂は岩風呂です。泉質は単純弱放射能泉です。
シャンプーバー
おもてなしとして、シャンプーバーもあります。数種類のシャンプーとトリートメントから好きなものを選ぶことができます。
夕食
30種類以上のドリンクが飲み放題
夕食時はアルコールを含めた30種類以上の飲み物が飲み放題です。ロビーにあるウェルカムドリンクより飲み放題の種類が多いので、気合をいれて臨みましょう。飲み放題は90分制です。こちら飲み放題メニューです。一部有料のメニューもあります。



プレミアムモルツ、ワイン(赤、白、スパークリング)、日本酒、焼酎、リキュール、ウイスキーなど嬉しい充実ぶりです。むすめが大好きな梅酒も梅酒、京のにごり梅酒、玉露梅酒と3種類もあり、全部飲みました。ゆず酒、みかん酒などもむすめの心に刺さりました。



烟河さんはソフトドリンクにも妥協がありません。こういう飲み放題ってお酒は充実しているけれど、ソフトドリンクは機械の飲み放題だけということも多いですが、烟河さんはソフトドリンクにもこだわってます。プレミアムとして、信州ももストレートジュース、ワイナリーこだわりのグレープジュース、飛馬りんご丸ごとジュースが用意されており、お酒の弱い方やお子さんも飲み放題を楽しめるようになってます。お酒に強くないむすめも大満足でした。



最上級コース 饗-KYO
次は夕食の内容のご紹介です。今回は烟河さんの夕食コースの中で最上級コースの饗をいただきました。特選黒毛和牛のフィレステーキや烟河農園の野菜をふんだんに使用したお食事で大変美味しかったです。
まずは先付けの鱈(たら)の白子と土佐おろし、前菜5種です。細かいことは覚えていませんが、全部美味しかったことは覚えています。


続いてお造りです。京都に住んでいた頃、そんなに新鮮なお魚に出会ったことがなかったですが、旅館のお刺身はさすがおいしかったです。お次は赤かぶと牛肉の心温まるスープです。心温まるかどうかは食べた人側の感じ方の問題ではと思いましたが、本当に心温まります!野菜の味が滲み出ていて優しい味わいのスープでした。


お次は丹波赤どりと猪肉の温製サラダ仕立てです。半熟卵を潰して食べるととても美味しかったです。そして真河豚と菊菜のペニエと続きます。どろっとした餡がやさしい味で真河豚との相性が抜群でした。


いよいよ母お楽しみのステーキです。特選黒毛和牛のフィレの石窯焼き 生ウニ添えです。ウニを添えるなんて豪華ですよね。さすが最上級コースです。レアの焼き加減のお肉がとても美味しかったです。


ご飯とそのお供たちです。お米は亀岡産のコシヒカリです。お漬物やお味噌汁だけではなく、肉味噌も付いて豪華です。お味噌汁にも黒豆が入っておりさすがでした。




デザートは白あんのムースです。白あんがなんとも京都らしいですね。ザ・和の白あんはムースに合うのかしらと思いましたが、めちゃくちゃ合います!紅茶とともにいただきましたが、緑茶も合うと思いました。幸せな気持ちで食事を終えることができました。


朝食
自家農園の野菜をふんだんに使った朝食
朝食は里山ダイニング大地という会場でのビュッフェ形式になります。自家農園の野菜の野菜を思う存分食べられるので野菜不足解消です。



小鉢も充実していました。だし巻き玉子は優しい味で美味しかったです。朝からビーフカレーもありました。



お米は亀岡産のコシヒカリです。卵かけご飯もできて母が喜んでました。パンも数種類ありました。そして最近YouTubeの旅行動画で見て気になっていたパンケーキマシーンがありました。



フルーツやヨーグルトなど、一通りの朝食定番メニューは揃ってました。飲み物はトマトジュースや牛乳、むすめが大好きなビネガードリンクもありました。紅茶やコーヒーはもちろん、黒豆茶がありさすが亀岡でした。黒豆茶はとてもおいしく、落ち着くことができました。



館内施設
リラクゼーション Salon・de・白樺
ヘッド、フット、アロマ、フェイシャルボール、ハーブボールなど各種マッサージを受けることができます。希望の場合は18:00までにフロントで予約します。不定休です。どのコースも60分6000円くらいです。30分で3500円のお手軽コースもあり、やってみたい気持ちはすごくあったのですが、まだまだそんな身分ではないので我慢しました。いつかお願いできるようになりたいです。
売店






しかもホテルのアンケートに答えると抽選ができました。抽選はハズレだったのですが、それでも100円引きの券がいただけました。これはもう買うしかありません。我々親子が何を買ったかと言いますと、こちらの丹波黒豆のクリーム大福です。全会一致で決定しました。大福大好きなんです。しかもクリームと組み合わせるなんて天才の所業ですね。美味しかったです。
コワーキング&漫画スペース(6:00-23:00)
ワーケーション等に利用できるスペースで、1000冊の漫画が置いてあり、読むことができます。宿泊者は30分無料で、以降は30分200円です。アクティビティに忙しく、次の日も予定いっぱいの我々は読んでませんが、漫画好きな方なら楽しく時間を過ごせると思います。


珍道中エピソード
いつになっても烟河の名前を覚えられない母
いつも旅行は予習ゼロの母ですが、ウェルカムピザ&ビールのサービスは楽しみにしており、ホテルの名前が気になったようです。「烟河(けぶりかわ)」と教えたのですが覚えられず、だいたいずっと「いぶりかわ」って言ってました。最後には「エブリかわ」と言い出す始末です。英語じゃん!とツッコミたくなりました。


親子で間が悪い母むすめ
送迎車で15時に到着後、ウェルカムピザ&ピールサービスをいただきながらチェックインの手続きを待つことができます。人数が多いので20人くらいピザを待つ人が列になってます。チェックインの順番がくると名前を呼ばれますが、呼ばれた時にむすめはちょうどピザの順番がきており「はい!」と手を挙げ、母はビールサーバーでビールを入れているところで「今いいところなんです」と言ってました。親子揃って間の悪いことこの上なしです。チェックインの順番を後にしていただきました。
右に曲がる母
ウェルカムピザが美味しくて想定よりも食べ過ぎてしまったため、ウォーキングバイシクルを必死で漕いでお腹を空かせようと頑張りましたが、母が漕ぐとどうしても右に曲がってしまい、ずっとくるくる同じところを回ってました。きっと性格曲がっているからですね。
最後の一品が気になって仕方ない母むすめ
全てのサービスを堪能したい関西親子は、けぶりかわバーにもちろん顔を出しました。お漬物やスイーツをいただいたのですが、夕食が後の部の場合、どうしてもバーの開始に間に合いません。5種類の小皿のうち、1種類が既に完売しており、これがなんだったのか気になって仕方がありません。無くなっているということはきっと美味しいものに違いないと思うと余計に気になります。
血眼になってカエルを探す母むすめ
たくさんのアクティビティが用意されている烟河さんですが、これまで紹介したもの以外にもう一つお楽しみ企画が用意されていました。ホテル内にある8匹のカエルを探して名前を埋めるというイベントで、商品は子供さん向けのものですが、よろしければどうぞと言われ、30代むすめと70代母ですが、必死に参加しました。必死に探してもどうしても1匹見つけられず、最後にはホテルの方が「私の目線の先にいます」というヒントまで出してくださり、何とかクリアできました。商品は秘密ですが、お子さん向けのおもちゃでした。でもいいんです。こういうのは探している時が楽しいのです。最後まで楽しませてくださりありがとうございました。

