関西母むすめの珍道中 旅ブログ"もえたび"

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【房総観光】自動車で鋸山訪問 絶景の地獄覗きと迫力の大仏に大満足も「舐めたらあかん」鋸山

テレビの旅番組でよく鋸山(のこぎりやま)地獄覗きの映像が流れると思います。日本100低山に含まれる鋸山ですが侮るなかれです。2024年7月に訪問した際のことを記事にしました。母はテレビでよく見るところに行きたいくらいの軽い気持ちで行きたいと言っていたようですが、階段の多さに足がガクガクでした。鋸山に行く際の注意点効率的なまわり方をまとめます。

アクセス

ロープウェー利用の場合

ロープウェー山麓駅にはJR内房線浜金谷駅」からも徒歩約10分「金谷港(東京湾フェリー)」から徒歩約15分で、車がなくてもアクセスできます。またロープウェーの山麓駅には駐車場がありますので、車での訪問も可能です。

登山道を歩く場合

我々は登山するなどという選択肢はそもそも考えもしませんでしたが、登山する場合も金谷港または浜金谷駅から徒歩で向かうことができます。また、登山コースによっては内房線保田駅からアクセスすることになります。こちらに分かりやすいマップが載っていますので参考にしてください。

nokogiriyama.jp

鋸山基本情報

日本百低山のひとつ

鋸山は標高329m日本百低山の1つです。私は登山をしないので十分大変そうに思いましたが、一般的には手軽に登山ができる山という位置づけのようです。ロープウェーもありますので片道は利用するなど融通が利いていいですね。

名前の由来

山頂付近がノコギリの歯のようにギザギザしていることから鋸山(のこぎりやま)と名付けられているそうです。江戸時代から1985年まで採石が行われていたため、形がギザギザになっています。写真があればよかったのですが、訪問時はそんなこと全然考えていなかったので、山全体の写真を撮っていません。すみません。

見どころ

見どころは日本寺の境内にあります

地獄覗き、大仏、百尺観音などの鋸山の見どころは日本寺の境内にあります。日本寺の基本情報はこちらです。この記事では山頂展望台、大仏、百尺観音を中心にご紹介しますが、それ以外にもたくさん見どころがありますので、時間と体力に余裕のある方はじっくりと見学してみてください。

拝観時間:午前9時-午後4時(最終入場は午後3時)

拝観料:大人700円、小人(4歳-12歳)400円

山頂展望台(地獄覗き)

鋸山といえば地獄覗きを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。山頂展望台からは東京湾や富士山などを望むことができます。

大仏(薬師瑠璃光如来

1783年に大野甚五郎とその弟子27人が3年かけて彫刻した27メートルの高さの大仏が原型となっています。1969年に一枚岩を彫刻して復元されました。現在の高さは31.05メートルで摩崖仏(岩壁に直に彫刻された大仏)としては日本一の大きさです。すごい迫力で見応えありです。大仏の近くにはお願い地蔵尊も安置されています。

百尺観音

山頂エリアにある百尺(30メートルほど)もある観音像です。世界戦争戦死病没殉難者供養のために造られ、1966年に完成しました。交通の安全を守る本尊でもあります。

その他

その他にもたくさんの見どころがありますので、余裕があれば歩いて散策することをオススメします。

回り方

見どころである山頂展望台、大仏、百尺観音を回るだけでもかなりたくさんの階段を上り下りする必要があり、動きやすい靴を履いていかれることをオススメします。山頂展望台と百尺観音は山頂エリア大仏は中腹の大仏広場エリアにあります。

山頂エリアに行くにはロープウェーで行く方法と自動車で行く方法があり、それぞれの特徴をまとめます。

①ロープウェールート(大人往復1200円、片道650円)

ロープウェーの場合、山頂まで行くことができ、百尺観音、山頂展望台に行くのに便利ですし、ロープウェーに乗ること自体が楽しいと思います。ただし、大仏広場に行くためには階段を下りて大仏広場まで行く必要があり、その後歩いて下山するか、もう一度山頂駅まで歩いて戻る必要があります。基本情報は以下の通りです。

営業時間:9時-17時(2月16日-11月15日)、9時-16時(11月16日-2月15日)

     元旦は5時30分から(詳細は事前に確認ください)

     所要時間は片道約4分、運行間隔は約15分

料金:往復1200円、片道650円(大人) 往復600円、片道320円(子供)

②自動車ルート(有料1000円)←今回はこちら

1番歩く距離を減らせますし、大人1人でも往復でロープウェーを利用するより安いですし、大人2人以上で行く場合はロープウェーよりお得になります。上のマップの鋸山登山自動車道(有料道路)を利用することで車で山頂まで行くことができます。山頂の駐車場から日本寺の西口管理所を抜けて百尺観音と山頂展望台まで行くのに徒歩15分程度です。この後、大仏を見る場合は3通りの行き方があります。

②-1 徒歩で行く:大仏まで徒歩15分-20分くらいです。その後、もう一度徒歩で山頂まで戻ります。階段が多いので体力が必要ですが、行きと帰りで違う道を通れば他の見どころも見学できます。

②-2 有料道路の中間地点の駐車場まで車で戻る:大仏口管理所から再入場し、徒歩5分程度で大仏広場まで行けます。ほとんど横移動なので階段が少なく楽です。

②-3  車で有料道路を下りて鋸山観光自動車道(無料)で大仏近くの駐車場まで行く:東口管理所から再入場するとすぐに大仏があります。このルートが1番徒歩の距離が少ないです。

③自動車ルート(無料で頑張る)

無料で頑張る場合は自動車で鋸山観光自動車道(無料)を上り大仏近くの駐車場に停め、東口管理所から日本寺に入ります。その後山頂まで徒歩で向かい、山頂展望台と百尺観音を見学してまた中腹の駐車場まで戻ります。②-1と歩く距離はほとんど変わらないので無料で頑張るのも手かと思います。

④歩きルート(無料)

④-1 JR保田駅からの登山                             我々は考えもしませんでしたが、徒歩で山頂に行くことも可能です。JR保田駅から出発する場合、表参道管理所から入り、大仏まで徒歩約50分です。こちらのルートは石段が整備されているようです。

④-2 浜金谷からの登山                               浜金谷から徒歩で行く場合、百尺観音前の北口管理所から日本寺に入ります。百尺観音まで徒歩約60分です。こちらの道は整備された階段はないそうなのでご注意ください。

珍道中エピソード

舐めたらあかん鋸山 必ず動きやすい靴で

テレビで見ていた「地獄覗き」をしたいと思い、軽い気持ちで鋸山に行きたいと言っていたようです。むすめが普段は着ないパンツスタイルの服とスニーカーを準備しているのを見て少しずつ焦っていたようですが、本番は想像をはるかに超える大変さだったようです。訪問したのが7月の暑い日だったこともあり、たくさんの階段に汗びっしょりになりました。70代の母はもちろんですが、30代のむすめにとっても大変で「舐めたらあかん~、舐めたらあかん~」というメロディーがずっと頭の中で流れていました。その日の宿の温泉を夢見ながら階段をひたすら歩きました。訪問の際には必ず動きやすい靴で行くようにご注意ください。